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お問い合わせ先:ヒューストンカイロプラクティックリハビリテーション

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早期徴候

Ling, H., Massey, L. A., Lees, A. J., Brown, P., & Day, B. L. (2012). Hypokinesia without decrement distinguishes progressive supranuclear palsy from Parkinson’s disease. Brain, 135(4), 1141–1153. http://doi.org/10.1093/brain/aws038

自分の字が突然変化していることに気づいたりしませんか?

年齢を重ねるごとに、ゆっくりと字が変化するのは普通ですが、自分の書く字が、突然、小さくなったり、乱れたりするのは、脳が関連している可能性が高いのです。パーキンソン病は細かな手の動きに影響があります。自分で書いている字が読みにくくなってきた、文章を書いているとだんだんと字が小さくなってしまう、などはパーキンソン病の早期徴候の可能性があります。

パーキンソン病はその診断が下される何年も前から、その徴候が現れることがわかっています。パーキンソン病の徴候とはなんでしょうか。

パーキンソン病の症状として手の震えや筋肉の硬直がよく知られていますが、何年も前から現れる可能性のある早期徴候がもっとあります。

硬直・筋肉の強張り

自分の手足が動かしにくくなったり、動作の鈍さや筋肉の強張りを感じることがありますか?パーキンソン病と関連のある筋肉の強張りは、一日中つきまとわるような強張りです。歩くときに自分の歩幅や手の振りが減少していることに気づくかもしれません。動作に影響が出るため、歩き出したり、機敏に止まったりすることが難しくなったり、動作が鈍くなってしまうことがあります。

書字
震え

パーキンソン病の最も知られている症状のひとつとして震えがあります。もし、自分の手足が勝手に動いてしまう、震えてしまうということがある場合、パーキンソン病の徴候の可能性があります。​このタイプの震えは通常、動かすことによって収まり、ジッと静止している状態で、起きてしまうという特徴があります。

普通に話しているつもりなのに、囁き声になってしまうといったことがありませんか?また、意図していないのに抑揚がなく、単調な話し方になってしまいませんか?このような話し方や声量の変化も、パーキンソン病の早期徴候のひとつです。

姿勢

まっすぐ立っているつもりなのに、前かがみになってしまう、猫背になってしまうといった姿勢の変化がみられますか?パーキンソン病では、姿勢の制御やバランス、さらに自分の体性感覚にも影響がみられます。まっすぐ立っているつもりなのに、前かがみになっていることが自分では気づくことが難しかったり、周りに指摘されて姿勢を正そうとすると、後ろに倒れてしまいそうになったりするなど、脳が変化している可能性があります。

嗅覚

嗅覚の減少、匂いを感じ取れないといったことも徴候の一つで、嗅覚の変化は他の症状が起きる、何年も前から変化している可能性がある、最も早く見られる徴候として考えられています。

慢性的な便秘

胃腸と脳の関連が明らかになり、パーキンソン病は胃腸から始まっているという理論も出てきています。便秘も大変良く見られるパーキンソン病の徴候です。

睡眠障害

睡眠に変化がありますか?眠っている間に、蹴ったり、寝返りを異常に行っていることをパートナーに指摘されたりしていませんか?悪夢を頻繁にみたりしていませんか?連続して起こる、睡眠中の異常な動作もパーキンソン病の徴候の一つかもしれません。

仮面顔貌/無表情

自分はまったくそんなつもりがないのに、周りから怒っている?つまらない?といったことを言われてしまう場合、仮面顔貌という症状を呈している可能性があります。これは、パーキンソン病で見られる症状のひとつで、顔の筋肉が凍ってしまったように、動きにくくなってしまう症状です。

めまい

めまいは、たくさんの原因が考えられる症状ですが、パーキンソン病の早期徴候のひとつの可能性もあります。動作や姿勢を変える際に、めまいや立ち眩みといった症状がみられっることがあります。

もし自分に、または大切な誰かにこのような早期徴候がみられる場合、まずはかかりつけ医や医師の診察を求めてみましょう。パーキンソン病の早期診断は、その後のリハビリ・対策を練っていくうえで、大変重要です。パーキンソン病と闘うためには、まず問題と向き合い、生活の質を維持し、脳と身体の機能を失わないようなリハビリを行うことが鍵となります。

パーキンソン病のリハビリ
ケース1
ケース2

パーキンソン病と診断された男性が、前傾姿勢とバランスの改善を望んで来院しました。右の画像は、初診と3回目のリハビリにおいて検査したこの患者の姿勢コントロール、安定性限界(Limits of stability :LOS)の結果です。安定性限界とはバランス能を評価するひとつの方法で、足を一定の場所から動かさずに転倒/ステップを踏まずに足圧中心/重心位置(Center of Pressure :COP/Center of Gravity: COG)を移動できる最大範囲です。 当クリニックで使用しているコンピューター式重心検査機ではLOSの検査において 前、右前、右、右後ろ、後ろ、左後ろ、左、左前の8方向に可能な限りCOPを移動させます。移動時における最大移動範囲(Maximum Excursions )、移動速度(Movement Velocity)、反応速度(Reaction Time)、方向性コントロール(Directional Control)などを測定する事が出来ます。安静立位姿勢からスタートし、10秒の間でCOPを可能な限り速く前方向に移動させ維持させます。10秒後、安静立位姿勢に戻り次の方向に再スタートします。

それぞれの方向に、患者がどのようにCOPを移動させたかが図で表させられます。移動範囲はシステムによって定められた最大範囲を100%に対してどれほど移動できるかが記録されます。年代別の統計的なデータと比較しそれぞれ最大移動範囲、移動速度、反応速度、方向性コントロールがその年代グループの正常範囲内かどうかが自動的に比較されます。

この患者のLOSは、全方向に制限が見られ特に前方向への移動範囲が顕著に制限されていました。重心の移動範囲の制限は、その患者の姿勢コントロール力の低下、バランスの乱れにつながっています。

 

リハビリ:

脳幹と前庭系の賦活を行い、バンラストレーニングを開始しました。眼球運動を組み合わせ、重心位置の移動方法を身体に教え込みます。可動域に問題のある箇所の(胸椎、仙腸関節)カイロプラクティックのマニュアルセラピーも行いました。

 

歩行パターンのトレーニングも行い、家でのエキササイズとして、簡単なバランストレーニングと歩行、眼球運動を毎日行ってもらいました。右の画像の下の図が2週間後、3回目のリハビリ時に測定したLOSです。中心からの線が、全方向にまっすぐと前よりも長く伸びているのがわかると思います。すべての方向への移動範囲が大きく改善され、患者さんの感覚的にもバランスが大きく改善されました。

​パーキンソン病のリハビリも他の症状と同様、検査の結果、損なわれている機能の回復を目指して、個別にプランを作成します。

たくさんのパーキンソン病患者様のリハビリを行っておりますが、同じパーキンソン病という状態でも、まったく同じ共通のリハビリプランをもつ人はいません。年齢も症状も、生活環境・失われた機能とその程度も個人によって異なるため、効果的なリハビリ方法が必然と異なります。またパーキンソン病は、その特徴から長期的なマネージメントが必要です。当クリニックでは、客観的データの測定と詳細な検査とリハビリに時間をかけ、常にリハビリプランを修正しながら、家での運動も細かく指導して、患者様と一緒にパーキンソン病と闘っております。

オフィスアワー: 月•火•水•木 6:00AM~4:00PM / 金  8:00AM~12:00PM (完全予約制:週末診療も可能です)

お問い合わせ・ご予約: fnchiropractic@gmail.com

お電話:713-772-4607

(診察中はスタッフが英語で対応させていただきます。お電話番号をお伝えいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)

​無料相談も承ります。お気軽にご連絡ください。

時間をかけて充分な検査・リハビリを行わせていただきたいため、初診には2-3時間のお時間をいただいております。2回目からはリハビリと治療内容・目標などによって時間が異なりますが約30~90分で、個別の要望に応じて、リハビリプランを立てさせていただきます。

オフィスアワー: 月•火•水•木 6:00AM~4:00PM / 金  8:00AM~12:00PM (完全予約制)

​患者様一人一人に責任持って、充分な検査•リハビリを行わせていただきたいため、完全予約制とさせていただいております。事前のご予約が望ましいですが、急なぎっくり腰•むち打ち•寝違えなどのケースにも対応させていただいております。時間外•週末の診察も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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