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お問い合わせ先:ヒューストンカイロプラクティックリハビリテーション

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カイロプラクティックアジャストメント

トップページ > マニュアルセラピー

軟部・結合組織

カイロプラクティック施術は、関節機能•可動域の正常化、関節機能の回復による脳へのフィードバックの正常化を行います。矯正に伴い、ポキッというような音がなることはよくありますが、これは関節を動かすことによって、関節液で満たされている関節袋という袋のの中で陰圧が起き 関節液が気化し気泡が発生し弾ける音です。負担(圧)がかかっている関節の負担を取り除く(減圧)するという考え方もできます。関節機能/可動域の正常化による脳への刺激と圧迫されている脊髄神経の解放してあげます。

​軟部組織への治療は様々なテクニック/アプローチ/手段があります。患者さんの必要性に応じて、統合的な技術でアプローチします。

アクティブリリーステクニック(Active Release Technique)
神経リリース(Nerve Release Technique)
連成運動 (Coupled motion)に基づく施術
神経メカニカル"Impulse Adjusting Instrument®"を使用した施術

人の背骨は、バイオメカニクスに適した動作のパターンがあり、連成動作(coupled motion)というものがあります。例えば、首を左に傾けると頚椎(首部分の背骨)は右方向に回転します。触診や動作パターンを検査することで、正しく動いていない・機能していない関節をみつけ、その関節の動作を正常化してあげるための施術を行います。そうすることで、可動域・動作パターンのを正常化させてあげ、より良い動きを取り戻すことができます。

​そしてカイロプラクティックの施術は、それ自体が強力な脳への刺激にもなります。詳しくはマニュアルセラピーと脳の賦活をご参照ください。

固有受容性神経筋促通法 [PNR (Proprioceptive Neuromuscular Fascilitation)]&等尺性収縮後弛緩 [PIR (Post-Isometric Relaxation)]の統合的応用
神経筋・受容体・関節制御へのアプローチ
Slow/Fast Stretch
ファンクショナルレンジリリース (FRR)[Functional Range Release®]

FDA認可のImpulse Adjusting Instrument®は人の手の100倍とも言われるスピードで、正確な衝撃を生み出すことが可能です。患者さんが気づく・反応する前には、関節への刺激が終わってしまいます。体の部位や年齢、体格、筋肉量などに合わせて、衝撃の程度も調節可能です。

(Redrawn from White AA, Panjabi MM: the lumbar spine. In: White AA, Panjabi MM, editors: Clinical biomechanics of the spine, ed 2, Philadelphia, 1990, Lippincott.)

患者さんの能動的動作(Active movement)を利用しながら、筋肉・腱・靭帯・神経間などのストレッチ・リリースを行うことで、問題のある軟部組織を素早く正常化させていきます。

多くのアスリートへのケアを中心に、即効性のある鎮痛・可動域と柔軟性の向上の手法として使用されています。(1-5)

痛みの原因として、見落とされがちなのが末梢神経の問題です。末梢神経が軟部組織によって圧迫されたり、動作を行う際にうまく軟部組織間をうまくスライドしてくれない場合、問題箇所に機能的な異常だけではなく、生理学的な異常が発生することがあります。神経リリースは、こうした末梢神経の問題箇所を解決することで、神経が正常に機能し、まわりの生理学的状態が正常化すると、痛みが劇的に改善するケースが多いのです。神経リリースにはProloGel®というクリームを使用し、神経の生理学的な異常を正常化するために役立ちます。

マニュアルセラピー、徒手療法には様々な技術・テクニック・システムがあります。それぞれのアプローチに特徴があり、体への、神経への影響が異なります。すべての患者さんにすべての症状に効果的な唯一無二なテクニックはありません。ファンクショナルプロケアでは、ありとあらゆる徒手療法・アプローチを取り入れ続け、一人一人の患者さんに適した、患者さんの体の機能を回復・向上していただくため、各コンセプトを統合的に応用しています。

マリガンコンセプト(Mulligan Concept)

筋肉には筋紡錘、腱にはゴルジ腱器官、関節には機械受容器官があり、自己受容性感覚を担っています。それぞれの受容体には役割があり、総合的に体の位置情報、脳へのインプット、動作質、バイオメカニクスなどに関連しています。マニュアルセラピーでは、筋肉の収縮や反射の特性、各受容器へのインプット、関節の受動的・能動的動作や力学的な修正などを加えることで、各々の受容器が正常に機能し、効率的なバイオメカニクスで動作が機能することを助けてあげます。

筋肉が収縮するさいの性質を利用し(等尺性収縮と収縮後弛緩)、筋紡錘、γ運動神経、ゴルジ腱器官、α運動神経に作用し、筋肉の緊張状態や可動域、筋肉の活動を正常化させます。また相反抑制の原理、拮抗筋などを利用し、筋肉のバランスを整えていきます。筋肉の緊張状態、可動域、バランスを整えることで、比較的短期間に鎮痛・柔軟性向上の効果を得ることが可能です。(6-7)

筋肉、腱に加える力の加える箇所・スピード・力を加える際の関節の位置と筋肉の長さによって、反応する受容器が変化します。それぞれの受容器の反応を利用することで、左右の筋緊張のバランスや活動レベルなどを整えてあげることが可能です。

​エビデンスに基づく結合組織へのアプローチです。ストレッチ、関節リハビリテーション、動作修正などを用いて、怪我やスポーツ障害などの治療だけではなく、動作の質・パフォーマンスの改善を行います。画像診断や整形学的検査などでは発見することの難しい”問題のある組織”を技術ある触診によって、見極めることが可能です。動作機能検査などで動きの問題点と、触診によって見つけられる問題のある組織をつなぎ合わせます。手を使った徒手療法で、”問題ある組織”を”リリース(解放)”(正常な動作を行えるように問題を解決)させ、全体的な動作のリハビリにつなげていきます。

問題のある動作を修正するための力学的負荷をかけた状態で、患者さんに能動的な運動を行ってもらうことで、問題のあるバイオメカニクスを修正していきます。例えば、肩をあげるのが痛い、腕を後ろに回すのが痛いといった動作の問題点をみつけ、関節のバイオメカニクスを正し、神経ー筋肉ー関節の動作を”再教育”します。

神経システムへの作用

マニュアルセラピーは患者自身の神経システムの正常化を助け、自然治癒力を引き出す手段にもなります。なぜなら自然治癒力は脳と身体の代謝/生理学的状態の影響を受けているからです。徒手療法によって賦活される神経経路を通し脳に影響を与えることで、自然治癒を促すことに繋がると考えられています。関節の機能を正常化させるというバイオメカニクスの部分に加え、マニュアルセラピーを行う瞬間の脳の賦活と、正常化した関節機能による持続的な脳への影響があります。このようなマニュアルセラピーの脳への作用は、神経学・脳科学などで判明している事実や知識から推察することができます。また、ただの推察ではなく、近年、様々な研究でマニュアルセラピーと脳の関連が示唆されています。

  • fMRIを使用した研究ではマニュアルセラピーによって痛みを抑制する脳部位を含めた脳の機能的繋がり(functional connectivity)に変化がみられ(8),前頭葉や小脳の活動変化が報告された。(9)。皮質糖代謝に影響があることも示唆されている(10)

  • マニュアルセラピーは局所的(ローカル)な影響だけではなく、その効果は脳の関節位置情報を統合する感覚運動統合(11-13)や、運動制御・運動遂行する脳部位(14-15)、自律神経(16)まで及ぶ可能性が報告された。

  • マニュアルセラピーが疼痛の抑制に効果的であるのは、多くの臨床事例だけではなく、そのメカニズムも解明されてきている(17-20)

体には感覚を司るため、バランス・姿勢を維持するため、筋肉・関節の位置や収縮状態を把握するための受容体があり、脳がそれを統合しているので、筋肉・関節に変化を与えるマニュアルセラピーが脳に影響を与えるのは当然です。

​神経機能・動作機能を細かに検査・評価することで、こうした変化を読み取り、神経機能を改善させることで、根本的な問題解決を図ります。

参考文献

*免責事項:これらはDr.池田が学んできたマニュアルセラピー(徒手療法)を紹介するものです。それぞれのテクニックは正規のセミナーを受講し認定を受けております。しかし数多くのセミナーを受け続け、さらに新たな手法を取り入れ続けるため、すべてのテクニックの認定証を更新していない場合があります。(認定証の更新が必要なテクニックのみ)。それぞれのシステムのプロトコールをそのまま使用しているのではなく、実際に臨床で行われるマニュアルセラピーは、これらのアプローチを患者さんの必要に応じて、統合的に応用して施術を行なわせていただきます。これらのシステムをそのまま使用していることを宣伝するものではありません。

  1. Robb, A., & Pajaczkowski, J. (2011). Immediate effect on pain thresholds using active release technique on adductor strains: Pilot study. Journal of Bodywork and Movement Therapies, 15(1), 57–62. doi:10.1016/j.jbmt.2010.04.004

  2. George, J. W., Tunstall, A. C., Tepe, R. E., & Skaggs, C. D. (2006). The Effects of Active Release Technique on Hamstring Flexibility: A Pilot Study. Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics, 29(3), 224–227. doi:10.1016/j.jmpt.2006.01.008

  3. George, J. W., Tepe, R., Busold, D., Keuss, S., Prather, H., & Skaggs, C. D. (2006). The effects of active release technique on carpal tunnel patients: A pilot study. Journal of Chiropractic Medicine, 5(4), 119–122. doi:10.1016/S0899-3467(07)60143-8

  4. Drover, J. M., Forand, D. R., & Herzog, W. (2004). Influence of active release technique on quadriceps inhibition and strength: A pilot study. Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics, 27(6), 408–413. doi:10.1016/j.jmpt.2004.05.006

  5. Kim, J. H., Lee, H. S., & Park, S. W. (2015). Effects of the active release technique on pain and range of motion of patients with chronic neck pain. Journal of Physical Therapy Science, 27(8), 2461–4. doi:10.1589/jpts.27.2461

  6. Czaprowski, D., Leszczewska, J., Kolwicz, A., Pawłowska, P., Kedra, A., Janusz, P., & Kotwicki, T. (2013). The Comparison of the Effects of Three Physiotherapy Techniques on Hamstring Flexibility in Children: A Prospective, Randomized, Single-Blind Study. PLoS ONE, 8(8), 1–8. doi:10.1371/journal.pone.0072026

  7. Aleksiev, A. R. (2013). A Novel Physical Therapy Method of Treating Myofascial Pain Due to Muscle Spasm and Shortening. Folia Medica, 55(2), 43–50. doi:10.2478/folmed-2013-0016

  8. Gay, C. W., Robinson, M. E., George, S. Z., Perlstein, W. M., & Bishop, M. D. (2014). Immediate Changes After Manual Therapy in Resting-State Functional Connectivity as Measured by Functional Magnetic Resonance Imaging in Participants With Induced Low Back Pain. Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics, 37(9), 614–627. doi:10.1016/j.jmpt.2014.09.001

  9. YUAN Wei-an, SHEN Zhi-bi, XUE Li, TAN Wen-li, CHENG Ying-wu, ZHAN Song-hua, ZHAN Hong-sheng. Effect of spinal manipulation on brain functional activity in patients with lumbar disc herniation[J]. Journal of Zhejiang University(Medical Sciences), 2015, 44(2): 124-130

  10. Ogura,T. et al. Cerebral Metabolic Changes in Men After ChiropracticSpinal Manipulation for Neck Pain. (2011), 17(6), 12–18.)

  11. Taylor, H. H., & Murphy, B. (2008). Altered Sensorimotor Integration With Cervical Spine Manipulation. Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics, 31(2), 115–126. doi:10.1016/j.jmpt.2007.12.011

  12. Haavik, H., & Murphy, B. (2011). Subclinical neck pain and the effects of cervical manipulation on elbow joint position sense. Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics, 34(2), 88–97. doi:10.1016/j.jmpt.2010.12.009

  13. Haavik, H., & Murphy, B. (2012). The role of spinal manipulation in addressing disordered sensorimotor integration and altered motor control. Journal of Electromyography and Kinesiology, 22(5), 768–776. doi:10.1016/j.jelekin.2012.02.012

  14. Smith, D. L., Dainoff, M. J., & Smith, J. P. (2006). The Effect of Chiropractic Adjustments on Movement Time: A Pilot Study Using Fitts Law. Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics, 29(4), 257–266. doi:10.1016/j.jmpt.2006.03.009

  15. Daligadu, J., Haavik, H., Yielder, P. C., Baarbe, J., & Murphy, B. (2013). Alterations in cortical and cerebellar motor processing in subclinical neck pain patients following spinal manipulation. Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics, 36(8), 527–537. doi:10.1016/j.jmpt.2013.08.003

  16. Kovanur Sampath, K., Mani, R., Cotter, J. D., & Tumilty, S. (2015). Measureable changes in the neuro-endocrinal mechanism following spinal manipulation. Medical Hypotheses, 85(6), 819–824. doi:10.1016/j.mehy.2015.10.003

  17. Gillette RG. A speculative argument for the co-activation of diverse somatic receptor populations by forceful chiropractic adjustments. Man Med 1987;3:1-14. 26.

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  20. Wyke BD. Articular neurobiology and manipulative therapy. In: Idczak RM, editor. Aspects of manipulative therapy. 2nd ed.

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